Implant

インプラント

歯科治療におけるインプラント(implant)治療とは、虫歯や歯周病などで失ってしまった天然歯の代わりに、チタン製の人工歯根を骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を装着し、かみ合わせを回復する治療法です。
『植え付ける』という意味を持つ、この『インプラント(implant)』治療は、歯科治療の領域においては、「人工歯根を顎の骨に埋め込む治療」、あるいは「人工歯根」そのものを指します。
また、インプラントは機能的に入れ歯のような脱着方式ではないため、限りなく自分の歯と同じ感覚で噛むことができ、見た目も天然歯のようで気になりません。

インプラントの構造

  • インプラント
    (インプラント体)

    直接、穴を開けた歯槽骨の中に埋められる歯根の役目を果たす部分。 素材はチタンかチタン合金で作られ、ネジのような形をしています。

  • アバットメント
    (支台部)

    インプラント体と人工の歯(上部構造)の間を支える重要な部分です。アバットメントは上部構造にあわせた素材を選択することにより、審美的な配慮も可能です。

  • 上部構造
    (人工歯冠)

    いわゆる「歯」の部分。セラミックやジルコニアなど、”審美的こだわり”や”ご予算”により様々な素材を選択することができます。

当院でのインプラント手術
にあたって

当院では、サージカルガイド+骨モデルによるプラン通りの正確な手術に努めております。
骨の細いところででも、ピンポイントで埋入させられ、CTで計画した通りの場所に入れることができます。

インプラントについての
よくあるご質問

Q.
インプラントはいつから噛めるようになりますか?
インプラントで噛めるようになるには、使用するインプラントの種類や埋入する場所、顎骨の状態、手術の経過によっても異なってきますが、手術後2ヵ月を目安にしています。その2カ月の間、基本的には抜歯と同様に普通の食生活をすることができます。
Q
どのくらい持つのでしょうか?
正しいブラッシングと定期検診をしっかり受けることによって、15年以上良好に維持されている患者様もたくさんいます。正しい手入れがインプラントを長持ちさせることにつながります。手術から2カ月くらいで人工の歯を被せて噛めるようになります。
Q
治療のとき、入院するのでしょうか?
普通のインプラントの手術では、入院する必要はありません。手術直後は抜歯をした程度の安静が必要です。しかし、患者様の健康状態や治療する本数などによって、入院して手術をする場合もあります。
Q
費用はどのくらいかかるのでしょうか?
費用は、手術代・インプラント代・インプラントに被せる人工歯代の合計です。治療する本数や場所により費用は異なってきます。12万円~で見積もりを出しますので、お気軽にご相談ください
※インプラント治療は健康保険が使えませんが、医療費控除の対象になります。
Q
インプラント治療は痛いのでしょうか?
インプラントは、歯を抜く場合と同程度の手術が必要です。麻酔をしますから痛みに耐えながら治療を行うことはありません。手術後、麻酔が切れても、抜歯程度の痛みしかありません。そして約2カ月後には、食べ物をインプラントで噛めるようになります。歯を抜いた時、すぐにインプラントを埋入する簡便な方法もあります。わざわざ穴をあける必要がないので、負担がありません。インプラント埋入による痛みもありません。
Q
治療ができる年齢などの制限はあるのでしょうか?
年齢性別の制限はありません。85歳の高齢者がインプラント治療を受けて、自然に噛めるようになった例もあります。患者様の健康状態や顎の状態によって治療ができない場合があります。また、きちんとブラッシングができない場合や定期検診を受けられない場合も、インプラント治療の不適応となります。

インプラントの料金

※以下の金額には、CT撮影・サージカルガイド・笑気麻酔・血圧測定・血中酸素濃度・脈拍測定などをすべて含みます。

  • インプラント 404,800円(税込)/1本あたり

    治療期間/3~7ヶ月 治療回数/3~5回

インプラントの注意点

  • 保険外診療のため、治療費用が高くなる場合がある。
  • 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかる。
  • 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなる。
  • 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性がある。
  • 術後も定期的なメインテナンスをしないと、機能が落ちやすくなる。
  • 処置した個所に食べ物が詰まりやすくなる。